Published on 15 Feb 2020
こう見えて2020年2月現在でシンガポール在住歴が5年と10ヶ月となりました。
大手外資系IT企業のオペレーション関係の職に就いて約6年、今やリードポジションを任されるまでになりました。ただ、今回別記事でも言及している通りシンガポールを離れて2020年6月から始まるコーディング・ブートキャンプに参加する運びとなりました。
本記事では備忘録的にキャリアチェンジを決断するまでの経緯についてまとめておこうと思います。
シンガポールに来た当初から3年ぐらい経験を積んで当時流行りに流行っていたドイツ移住ができたらいいなぁと思っていました。3年目に差し掛かった時にちょうど日本に住む父の体調が悪くなり一時は本帰国も視野に入れて会社に1ヶ月間の休みをもらったりしながら瞬く間に時間が経っていきました。
結果的に父の容態も安定し事なきを得たのですが同時に「今後いつ家族が病に倒れるか分からない。今日本に帰っても一からのスタートになって給料も下がる。だったら、給料のいいシンガポールで毎月仕送りをしながらキャリアを築こう。」という考えに至りました。
その後はシニアポジションを飛ばして管理職ポジションへ昇進。社内外から表彰されるぐらいに頑張って地位を築いていきました。
2つ目のきっかけになったのは4年目終盤にあたる昨年2月。父に続いて母が突然救急車で運ばれる事態になり急遽一時帰国。幸い大事には至らなかったものの老いていく両親の姿に現実を見ていました。
エンジニアに転職するか…という考えがこの時ふと日本へ戻る機内で突然頭に過ぎったのを今でも覚えています。
でも、なぜエンジニアなのか。
この先、家族に万が一のことが起こった場合本帰国を迫られる可能性もあることから一度基礎技術を習得しておけば次の仕事に繋げやすいスキルは英語力と相まって仕事探しの幅を大きく広げてくれるというのが大きな魅力だと思いました。
また、働き方という面でリモートで仕事をこなせる可能性が増えること、海外との関係性を保っていきやすいというのもプログラミングスキルを獲得するメリット。
また逆にその時が来るまでは海外で働きたいという思いも強いことから、Visa取得に大きく寄与するプログラミングスキルを習得したかったというのも大きな理由です。
シンガポールの大手外資系企業で約6年働いてそろそろ違うフィールでも自分を試したいってのはずーっと思い続けていたのですが、転職となると企業からのオファー+Visaの問題がでてきます。世界各国全体的にもそうですが特にシンガポールにおける日本人Visaの発給は年々難しくなっており、今の業種だといつVisaの更新を切られるてもおかしくないし、次同じ業種に転職したとしても同じことを繰り返すだけだなと。
だったら、このタイミングで思い切ってより安定性のある業種にキャリアチェンジした方がチャレンジングかなと。
肌感覚ではありますが、英語を使いこなせるだけでは海外で生き残ることは最早難しい時代になってきているような気がします。特にこれだけ英語がポピュラーに世界各国の同世代の間で使われる中でなんのスキルもないような日本人が企業に雇われるには相当自己アピールが上手かったり過去の実績が凄かったりがないと厳しいのかなと。
と考えると、「プログラミングができる人」ってのは何かと各国の社会が求めている人材に近いのかなと思った次第です。
要は「どこにいてできるだけ安心して暮らして働けるようになりたい」ってのが理由です。
日本に本帰国してプログラミングのスクールに行って、日本で就職して…という道ももちろんあります。ですが、そうするとこれまで自分が積み上げてきたものを自分自身で否定するような気がしたのでその選択肢は取りませんでした。
どうせやるなら悔いの残らない形で挑戦したい。
色々ある自分の欲望や夢を叶えてくる最適解がいま時点ではプログラミングであり、エンジニアへの転身なのかなと思いました。
独学で学習ペースも一定じゃないので知ってて当然な基礎的な知識が抜けてたりもしますが、地道に愚直に経験を積んで転職目指して頑張りたいと思います。